ジエゴコスタの穴埋めについて考える
- たこす。
- 2019年11月19日
- 読了時間: 6分
先日、悩めるFWジエゴコスタが頸椎椎間板ヘルニアを発症し、手術を行ったために最低3ヶ月の離脱が発表されました(復帰は二月以降)
ジエゴコスタは、今シーズンも不調に悩み、公式戦15試合で2ゴール3アシストにとどまっていました。
それでも、チョロからの信頼も厚く、また唯一薄い最前線の選手層もあって重宝されてきました。
得点こそ結びついてはいなかったものの、ここ数試合では途中出場からポストプレーなどで違いを作っていましたし、絶好調のモラタには出来ないポストプレーやサイドでのボールキープを失うのは痛手です。
コスタが居ない3ヶ月間、モラタのバックアッパーをどうするのか、考えてみたいと思います。
ここでは、アトレティコが所有権を持つ選手だけで考えてみます。
まず代役になり得る選手達とその成績は以下の通りです。
①ニコラ・カリニッチ(ローマ/セリエA)
公式戦5試合出場
②ニコ・イバニェス(アトレティコ・サン・ルイス/メキシコ1部)
公式戦18試合9ゴール1アシスト
③ビクトール・モジェホ(デポルティーボ・ラ・コルーニャ/セグンダ)
公式戦12試合3ゴール
④イヴァン・シャポニッチ(アトレティコ・マドリード)
出場なし
⑤セルヒオ・カメージョ(アトレティコ・マドリードB/セグンダB)
公式戦2試合2ゴール
⑥ボルハ・ガルセース(アトレティコ・マドリードB/セグンダB)
出場なし
⑦ダリオ・ポベダ(アトレティコ・マドリードB/セグンダB)
公式戦8試合出場8ゴール
1人ずつ考えてみたいと思います
①カリニッチ
昨季不完全燃焼(24試合4G1A)に終わり、構想外となり、ローマへ買取オプション付きレンタルで移籍したカリニッチですが、ローマでは怪我に苦しみ、一月のレンタルバックの報道も上がっています(現在も離脱中で、1月に復帰予定)
不完全燃焼に終わった、とはいえ、経験に基づいた周りを活かせるポストプレーやオフ・ザ・ボールの動きの質などは1級品で、試合に出た際のパフォーマンスはファンからも好評でした。
レンタル中の選手なので他クラブも絡み、簡単に言うことしか出来ないですが、もし1月にレンタルバックされるのであれば、即戦力として、コスタの穴埋めとして1番期待できる選手なのは間違い無いと思います。
②イバニェス
提携クラブであり、メキシコ戦略の柱であるアトレティコ・サン・ルイスのエースであり、去年のメキシコ二部リーグの得点王でもあります。
提携のアピールとして、今夏にアトレティコ・サン・ルイスから、アトレティコへの移籍が発表されましたが、今季いっぱいはサン・ルイスにレンタルの形で残留することになっています。
PSMで対戦した際には、爆発的なスピードと小柄ながらも当たり負けしないフィジカルを武器に躍動し、ゴールも記録しました。
個人的にはカウンターで躍動できる選手で、今のアトレティコにはいないタイプの選手として、良いアクセントになれる選手だと思います。
メキシコ1部に挑戦中の今期も得点を量産していますが、現在アトレティコはEU圏外枠が埋まっているため、アルゼンチン国籍しか持たないイバニェスの今冬での獲得は至難の業となるでしょう、、、
③モジェホ
今季デポルにレンタルしているU19スペイン代表の背番号10
まず、一応名前をあげてはいるものの、本職は二列目の選手でセカンドトップタイプの選手なので、ストライカーという枠では無いです。
が、二列目やワイドからのエリアへの侵入がうまく、得点力のある選手です。
今期レンタル先のデポルでレギュラーとしてプレーしていますし、順調に経験をつめているので、冬のレンタルバックは無いと思います。
④シャポニッチ
今夏にベンフィカBからやってきたセルビア人ストライカー
PSMから出場機会が少なく、実質構想外となっている模様(先日久しぶりのベンチ入りはしたけど)
4年飛び級でu20セルビア代表に招集されていた逸材で、今は伸び悩んでしまっているが、ポストプレーはまずまず(それ以外は見た事がない、とも言う)
コスタの長期離脱に伴い多少の出場機会は得ることになるはず
とはいえ、試合勘もないため、即戦力(コスタの穴埋め)としてはあまり期待できないとは思います。コパなどで出場機会を得る中で試合勘を取り戻し、序列を上げていくことが目標になるかと、、、
⑤ボルハ
昨季のエイバル戦でチームを救ったシンデレラボーイ、も、それ以降トップチームでの出場はなく、昨季に負った大怪我がようやく治りそう。
復帰いきなり、Bチームどころかトップチームでのプレーは難しいので、コスタの穴埋めとしてのトップでの今日はないと予想します。
が、その大器を考慮すると、3番手が未定の今シーズン中の台頭はあるかも。長期的な視野でトップチームでの戦力になる可能性は十分に有り得る。
まずはBチームで試合勘を取り戻すのが最優先になると思います。
⑥カメージョ
プレシーズンから積極的にボールに絡んだり、エリア内で積極的にシュートを放ったりと好アピールを見せたカンテラのストライカーの最高傑作
離脱前は、u19代表でも主戦力だった
ポゼッション志向も高まるトップチームのサッカーに適合できる能力を持つも、トップチームのストライカーの怪我が多発するのと同時期に自らも怪我で離脱。手術を行ったため復帰は年明けとも。
コスタの穴埋めとしての活躍を期待することは難しい。
ボルハ同様長期的な視野での育成が必要で、当面は治療、調整に時間がかかりそう。
シーズン終盤頃に出番を得て、来夏からレンタルが個人的には理想だと思います
⑦ポベダ
Bチームでエースを担う大型のストライカー
大型とはいえ、機動力も高く技術も持ち合わせており、ドリブルでの持ち上がりやパスの出し手としてのプレーもできる万能型FW。
緊急補強を必要としたサラゴサにもリストアップされるなど、その活躍は誰もが認めるもので(サラゴサは結局エスパニョールからハビ・プアドを獲得)コスタが怪我、ジャポニッチが構想外の今、トップデビュー、定着が最も近いBチームの選手と言えると思います。
またBチームはストライカーの層が厚く(復帰のボルハ、サリド、デルカンポ、テナスなど)召集を躊躇う理由ももはやないも同然
冬まではポベダをモラタのバックアッパーとして起用するのが個人的にはいちばん現実的かなと思いますし、チョロの決断に期待しています。
まとめ
候補は何人もいるものの、いますぐ起用できる選手は2選手のみで、勢いを考えるとポベダの方がシャポニッチよりも序列が上になると思っています。
4-3-2-1を続けるのであれば、1の所にはストライカーの起用が必須だと思いますし、そこをモラタ1人で回すのは不可能なので、リーガの下位チーム相手の試合だけでも2人のどちらかを起用して欲しいです。
冬にもし、レンタルバックが可能なのであれば、CL決勝トーナメントも始まりますし、カリニッチを呼び戻して2番手として起用するのが最善策だと思います。
要するに冬まではポベダ(シャポニッチ)、冬以降は可能であればカリニッチ、がコスタの代役になると思います。
また、シャポニッチ、カメジョ、ボルハの3名はシーズン最後半に出番を得てアピール、来夏上位カテゴリへレンタル、が理想な形になると思います。
レンタル中の2選手は来夏からの活躍に期待したいですね。(EU圏はもはや知りません、、、)
例年通り、選手層が危うくなってきましたが、、、
ファンは応援することしかできません💪💪💪
AúpaAtleti!!!!!
参考
ボルハ https://youtu.be/udYc3s1-dM4 5:47~
ポベダ https://youtu.be/McJdmUYjJOQ 1,3,5点目
シャポニッチ https://youtu.be/RhC1oohiioI
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