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  • 執筆者の写真たこす。

アトレティによるアトレティコ選手名鑑 MF編


最後はアトレティコの誇りであり柱である中盤です!最後までお読みください!


#5 トーマス


今回たこすさん(@10_atleti_tacos )さんのアトレティコ マドリードの選手紹介をしませんか?という呼びかけツイートにトーマス パーテイを紹介したいと自ら参加させて頂く事になりました。


ガーナ出身のトーマスは現在26歳。

地元のオドメターFCユースでキャリアをスタートさせ、そこから2011年にアトレティコの下部組織に移籍。

マヨルカ、アルメリアとレンタルを経て2015年にアトレティコに復帰。

2017-18シーズンからピポーテとしてレギュラー格として活躍し今シーズンはもはやチームの中心と言って過言ではない存在までになった。


アトレティコをあまり知らない、日本代表戦は見るぞという方は覚えがあるでしょうか?

2018年5月にあった日本対ガーナの親善試合にて「パーテイ」という名前でスタメンで出場していた彼がそうトーマスパーテイである。


話をアトレティコに戻そう。

昨季までピポーテとして飛躍的な成長を遂げたロドリがマンチェスターシティーに移籍。

アトレティコは今季スタートからチームの中心を失い危機が叫ばれたが、その穴をトーマスが見事に埋め逆に飛躍的な成長を遂げた。


今季27節迄で中盤の選手で一番先発出場したのは25試合のサウール。次が21試合のトーマス(27節セビージャ戦は累積出場停止)とシメオネ監督の信頼が厚いことも分かる。

185㎝とアフリカの選手らしい恵まれた身体能力と強靭なバネを武器にCFとGK以外のポジションをこなせるユーティリティー性を兼ね備え、高い献身性を持ちハードな守備も彼の魅力。

しかしカードが多いのはたまに傷(笑)

(今季イエローカード10枚と中盤トップ)


攻撃に於いて最初は高い推進力でゴール前に絡むプレイを武器にしていたが、ロドリがいなくなった今季はビルドアップの中心として低い位置からの展開を殆ど全て彼が担っている。

逆に相手チームはそこを対策して、トーマスが遮断されるとチームのビルドアップが停滞する程だ。

2CBからボールを受けた後からの持ち運び、CFへの鋭いパス、そして何と言っても正確なロングフィードは彼の一番の武器。

(1試合当たりの高精度ロングボール3.2はチーム1位 SofaScore参照)


更に昨季からポゼッションの戦い方も目指す中で、SHが1つ内のレーンに入りSBが大外のレーンを使うシメオネの戦術に於いて味方が良い形でボールを受け、相手の横幅を広げまたスライドさせてギャップをどれだけ作れるかはまさに彼のビルドアップに託されている。

アトレティコの生命線であるポジトラからの素早いカウンターへの移行に彼が不可欠なのはもはや説明不要。

そして力強いミドルシュートと共にFKのプレスキッカーも務める。

今季残りのアトレティコの浮沈はトーマスに掛かっているだろう。(ozamendi)



#6 コケ


彼はリーグ優勝時のようなアグレッシブな攻撃面での関与は鳴りを潜めたものの中盤のどこでもプレイすることができ、攻守に渡って異常なほどの運動量を90分間見せつけてくる。


攻撃面はリーグ優勝時に比べるとサイドからより中央とハーフスペースを利用するパサーに変化。これはカウンターからポジショナルプレーを志向するようになったシメオネ政権グリーズマン期の名残りかもしれない。

時折オーバーラップを見せてゴールすることもある。


特筆すべきは守備面と運動量だろう。前線からのプレスやセカンドボールを掻っ攫うよりも、コースを切る動きとディレイディフェンスは絶妙。その為一見してもコケの守備面での活躍は分かりにくいので、ボール非所持時には6番を常に見ていると分かりやすいだろう。

運動量は毎試合の走行距離を見れば明らかである。無駄走りをしている訳ではなく、カバーリング含めた守備の動きと攻撃時のパスの経由地及びスペース利用をするためのポジション移動が多い。


リーグ優勝時はフリーマンのように逆サイドまで顔を出していたが、頻度は減った。

指揮官から出された命令には忠実に従い、努力を惜しまない。そんな姿勢がチョロシメオネが重用する大きな要因だろう。生涯一兵卒を地で行くのがコケである。


カピタンとなったコケは家長シメオネと共に我が家を守り抜く。帰属意識を大事にするクラブにおいて、コケのように身を持って体現する男は頼り甲斐がある。

人生をアトレティに捧げる姿は、共に戦うファンやサポーターの心を熱くさせ、背中に背負ったNúmero Seisu(6番)を見るだけで愛を感じずにはいられない。 (チャック井上)



#8 サウールニゲス


Saúl Ñíguez サウール・ニゲス #8

身長184cm

ポジション CM, (LM, RM, LB)

19-20 La Liga 25試合出場 3G 0A

UEFA CL 7試合出場1G 0A

Super Copa 2試合出場 0G 0A

Copa del Rey 1試合出場 0G 0A


アトレティコのユース上がりにしてアトレティコ、ラ・ロハの核である25歳のCMF。

元マドリーのカンテラ育ちであるものの、いじめを受けアトレティコのカンテラに移ってきた異色の経歴を持つ。

13-14シーズンにラージョ・バジェカーノに借り出されレンタルバックして以降、アトレティコのトップチームで徐々に頭角を現していきました。

14-15シーズンのマドリードダービーで決めたバイシクルはコルチョネロスならば一度は見た事があるのではないでしょうか?


90分ピッチを走り回る圧倒的なスタミナを持ちながら攻守におけるダイナミックなプレーが持ち味。キープ力の高いドリブルや、ハーフスペース近辺で受けた後のプレーの質は彼の持ち味のひとつ。今季の彼は特段パフォーマンスが良く、コレア、フェリペ、オブラクと並んで最も外すことの出来ない選手になっていると個人的に感じています。実際シメオネの信頼度の高さを伺えるようにロディを途中で下げ、サウールを左ラテラルに置く変更が度々行われてきています。(二度とやらないで欲しいが...)


懸念すべき点がサウールにあるとすれば無理がとても効く選手であり、シメオネからの信頼が異常なまでに高いことから疲労の蓄積によるシーズン後半のパフォーマンスの低下、思わぬ大きな怪我に見舞われてしまう可能性があることでしょうか。


サウールは今季に入ってから益々チームの中心として背中でチームを引っ張る姿や、サポーターを煽る姿は頼もしく、後半戦でのさらなる奮起を期待したいと思います。


筆: たく @taku_oor69



#21 ヤニックフェレイラカラスコ


此の度カラスコを担当するグナデロンです。ドリブラー大好きです。よろしくお願いします。


カラスコ, WHO?

本名はYannick Ferreira Carrascoと言います。1993年9月4日にベルギーのイクセルで生まれました。ベルギー国籍ですが、父方はポルトガルに、母方はスペインにルーツがあります。


カラスコに惚れた理由

2014/2015のモナコでの活躍を見て、ドリブラーが好きな私にとってあの推進力のあるドリブルはとても魅力的でした。カラスコのドリブルは見てて惚れ惚れしますし、また2015/2016CL決勝の同点ゴールは本当に嬉しかったです。


現在のカラスコ

主に左WGとしてプレーします。また右WGやCFでもプレーすることもあります。

ベルギー代表では左WBもやってました。日本戦も左WBで先発出場してました。

アトレティコに復帰してからそこまでプレーしていないので、プレースタイルの方で説明します。


アトレティコ以外での経歴

2009年にKRCゲンクのユースに入団しますが、その1年後ASモナコのユースに移籍します。徐々に頭角を現し2012年にトップチームに昇格します。ベルギーの年代別代表にも選出され2013年にはトゥーロン国際にも出ています。

2015年にA代表デビューし、2016EURO, 2018ロシアW杯にも出場しています。

2014/2015シーズン、彼はモナコをCLベスト8に導くなど活躍してヨーロッパの強豪クラブから注目されていきました。

そして2015年7月10日、移籍金約2500万ユーロでモナコから加入します。

アトレティコで2シーズン半過ごした2018年2月26日、中国の大連一方に移籍金約1100万ユーロで移籍します。

中国に移籍した理由に、W杯ロシア大会出場を目指していたカラスコが冬のビトーロの加入で出場機会を失う可能性があったというのが主な理由でした。

そして2020年1月31日、アトレティコにレンタル移籍という形で電撃復帰しました。


彼のプレースタイル、長所

彼の武器はドリブルからのシュートです。ストライドの大きいドリブルからカットインしてシュートは彼の十八番と言えます。アトレティコ復帰後はまだそんなプレーはしていませんが、過去の動画漁ってください。

また、スピードに乗ったドリブルはロングカウンターで相手の脅威になります。

膠着した状況を個で打開できる能力は高いのでジョーカーとしても優秀です。それが著しく出たのが2015/2016のCL決勝です。規律の多いアトレティコで異分子と言える存在です。


彼の短所

“カラスコガチャ” でしょうか。カラスコは試合によって出来不出来が大きいです。いい時は先程の長所が出ますが、悪い時は本当に悪いです。玉離れが悪くなる、規律を破って守備をしなくなる。2017年末のカラスコのプレーを覚えてる方は多分わかると思いますが、酷い時は酷いです。

しかしいい時のプレーを見るとこんなこと忘れちゃいますよ。今言ったことは全部忘れましょう。


その他

カラスコの奥さんですが、ミスベルギー2013なのでかなり美人な方です。彼はCL決勝で同点弾を決めたあとに奥さんの元へ一目散に駆け寄りました。

いかがですか。是非カラスコに注目してみて下さい。見てて楽しいですよ。



最後に

ここまでお読み頂きありがとうございます

本企画におきまして、現時点でも12名の方に選手紹介の方を書いて頂きました。もちろん、自分一人で成り立つ企画ではありませんので、書いていただいた方には本当に感謝致しております。

しかし、まだ全選手の紹介ができているわけでもありませんので、この選手について書きたい!等のことありましたらまだまだ受け付けておりますのでご連絡のほどよろしくお願いします。

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